再エネの導入加速化は国の重要なエネルギー政策とされています。再エネの中でも、風力発電は、大気汚染物質や温室効果ガスを排出せず、国内で生産できる利点もあり、大規模に開発できれば発電コストが火力並であることから、経済性も確保できる可能性のあるエネルギー源と位置付けられてきました。しかし、世界中、日本国内でも導入が進むにつれて、風力発電には様々な問題があることがわかってきています。環境に優しいはずの再エネが、実際は大規模な森林破壊、水源地の汚染、生態系への影響、景観問題、騒音や低周波による地域住民への健康被害、そして何よりも風が安定して吹かなければ発電しない発電効率の低さなど実に様々な問題を抱え、今では全国各地で建設への反対運動が起こっています。そんな中、私たちの住むこの地域に、全国でも前例がない4200kWの大規模風力発電の建設が計画されていることを皆さんはご存じでしょうか？風力発電基の出力規模が大きければ大きいほど、前述の問題も大きくなります。まずはこの事実を多くの人に知ってもらい、一緒に未来の地域の事を考えていきたいと思います。

講師・武田恵世先生

日　時　4 月 23 日 (日) 13:00～15:00

会　場　安来市総合文化ホール アルテピア 大ホール

なるべく多くの方に情報を共有したいと思いますが、配布しきれない地域もありますので、こちらからダウンロードいただき、身近な人へ情報を共有していただければ幸いです。（2023/03/11 更新 ）